ドライバーユニット
最良の音を求めて世界各国のスピーカーユニットを徹底試聴した結果、ツィーターには強力な磁気回路を持ち80kHzまでをカバーするスキャンスピーク社製の最高級ユニット(リングラジエータータイプ)を採用。また、ウーファーにも音質の統一感を求めて同じくスキャンスピーク社製の18cmスライスドペーパーコーンタイプを採用しました。 |
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ツィーターユニットには直径70mmにもおよぶ強力なリング型ネオジウム磁石を採用。可聴帯域外までピストン振動を有するソフトロール型振動板(16mm幅)をセンタードライブするリングツィーターです。超高域の減衰を防ぐため磁気回路に銅のショートリングを設けることでボイスコイルに発生するインピーダンスの上昇を抑えています。 |
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ウーファーユニットにはピストン振動域を伸ばすために分割振動を防ぐように振動板に切れ込みを入れ、それをバインダーで接着することにより剛性を高めたスライスドペーパーコーン型を採用しました。 |
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右:サランネット装着イメージ |
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バイワイヤリング対応スピーカーターミナル
信頼性の高いWBT社製スピーカー端子を採用。また、リアバッフルへ直付けとすることで剛性を確保し、音のクリア感を引き出しています。
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鋳鉄製インシュレーター
スピーカーの設置には欠かすことのできないインシュレーターを付属。
スピーカーのダイナミックバランスを考慮して設計された純正スタンド(FST-31B)と組み合わせて使用することで、更なるエネルギー感の向上と豊かな響きを実感できます。 |
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エンクロージュア
自然な響きと高剛性を確保するために厚みの異なる部材を使い分けています。
フロントバッフルには15mm厚の高密度MDF材を2枚張り合わせた30mm厚構造とし、天板・底板・裏板は21mm厚の高密度MDF材を、側板には18mm厚の高密度MDF材に18mm厚の天然木の無垢材(アルダー)を張り合わせた複合構造とすることで、響きの調整を行っています。また、7層にもおよぶピアノ塗装仕上げとすることで音楽の質感を引き上げています。
フロントおよびリア面をスラントさせることによって、スピーカー内部に発生する定在波を低減すると同時にユニット間のタイムアライメントの整合を図っています。 |
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ハイカーボン鋳鉄製マウントリング
ウーファーの不要振動がエンクロージュアに伝わることを徹底排除するために考え出したTAOC独自の技術です。また、ユニットフレームのゆがみを低減しコーン紙のみが振動する理想的な状況を作り出すことで、中低域の解像度を飛躍的に高めています。 |
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ユニットフレームの歪み比較(アイシン高丘でのテストによる) |
鋳鉄リング有 |
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鋳鉄リング無 |
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こだわりのネットワーク
ネットワークの素材と構成は音の純度を決めます。使用パーツには、OFC大型空芯コイルや高精度フィルムコンデンサー無誘導抵抗など、音質に良い結果をもたらすと考えられるものを試聴により厳選しています。
磁界や電流の影響を最小限に抑えたレイアウト設計は勿論のこと、配線は無ハンダのカシメ接続とし、基板にはエンクロージュアとの響きの統一を図るため、同材質のMDFを使用した上で、各パーツはフェルトを介して基板に強固に取り付けました。 |
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